8月9日

今年の長崎原爆の日は休日でしたので、記念式典をみて、黙とうを心をこめてすることができました。自身も被爆されながら恐怖におびえながら救護にあたられた看護学生さんとそれを一喝した衛生員さんの気持ちも胸に迫り、情景が目にうかぶようでした。

例年は平日の午前中ですから、診療中の検査や処置の手を止めることができないことが多々あり申し訳なく思っていました。

台風の後の風が、式典に関わる方がたの暑さを少しでもやわらげてくれたでしょうか。

長崎ロービジョンサポート眼鏡橋

視覚障害者の方を支援するために、長崎県眼科医会で作成した「長崎ロービジョンサポートめがね橋」(視覚リハビリの補助具の紹介や生活の支援、行政福祉制度、教育支援の窓口を紹介したリーフレット)を眼科医からお渡しします。可能であれば視力や視野、疾患名を眼科医に記入してもらい窓口へ相談すると、受付者がご本人の状況が判断でき対応しやすくなります。ご家族からの相談も受け付けます。あきらめず、補助具を使えばできるようになることも多々あります。かかりつけの先生におたずねください。

広角眼底カメラ「オプトスカリフォルニア」

広角眼底カメラは、点眼で散瞳せずに眼底の周辺部まで詳細な撮影ができ、眼底疾患の早期発見に大変有用です。

車の運転での受診時や待ち時間の短縮にもつながり、撮影のまぶしさも緩和されていますので小児の撮影も可能です。

当院ではニコン社オプトスカリフォルニアを導入し、蛍光眼底撮影も可能ですので、糖尿病性網膜症、網膜血管閉塞疾患の病状把握に非常に役立っています。

モニターで拡大しながらのご説明できますので、とても患者さんにもわかりやすいです。

 

まつげシャンプー

まつげの根もとにはマイボーム腺という角膜を保護する油分の出口が並んでいます。

アイメイクや汚れでこの出口がつまると油分が出なくなり、感染症やドライアイになりやすくなります。

診察をしているとアイラインやマスカラでかなり汚れがたまっている女性の方もおられます。

この出口付近をまつげ専用のシャンプーで清潔に保ち、眼病を予防しましょう。

院長もミント入りを使用していますが、刺激もなく使用後は目がさっぱりすっきりしてとても気持ちよいです。

症状を確認してからの使用が望ましいので、診察時にご相談ください。

ひなまつり

3月3日は手術日で入院患者様の昼食は蛤のお吸い物、ちらしずし、桃カステラでした。とても皆様喜んでくださいました。厨房が心をこめて作りました。入院患者さんとは二泊までのおつきあいですが、一期一会を大事に、季節のお料理を一生懸命考えてくれる厨房スタッフです。

 

新しい緑内障手術(iStent)を始めました。

水晶体再建術併用眼内ドレーン手術は、白内障手術時にiStentという全長1㎜のチタンでできたデバイスを眼内の組織に埋め込みます。眼圧を調整する房水の排出を改善し、眼圧を安定させることが期待できます。白内障と同時にできる、術後の回復が早い、目薬の数を減らせるなどのメリットがあります。初期から中期の緑内障の方に適応がありますが、診察の上で検討します。当院では、他に線維柱帯切除術、線維柱帯切開術、SLT(レーザー手術)も行っています。