超広角網膜断層・血管撮影装置OCTA(CanonS-1)を導入しました

OCTAは造影剤を使用せず網膜の血管の撮影ができ、導入したCanonS-1では未散瞳でも広角(眼底の周辺まで)撮影ができます。造影剤による副作用を心配することなく、散瞳なしで受診のたびに撮影がすぐできますので、患者さんの負担はより少なく、糖尿病性網膜症や眼底出血などの治療方針に役立ちます。

長崎ロービジョンサポート眼鏡橋

視覚障害者の方を支援するために、長崎県眼科医会で作成した「長崎ロービジョンサポートめがね橋」(視覚リハビリの補助具の紹介や生活の支援、行政福祉制度、教育支援の窓口を紹介したリーフレット)を眼科医からお渡しします。可能であれば視力や視野、疾患名を眼科医に記入してもらい窓口へ相談すると、受付者がご本人の状況が判断でき対応しやすくなります。ご家族からの相談も受け付けます。あきらめず、補助具を使えばできるようになることも多々あります。かかりつけの先生におたずねください。

まつげシャンプー

まつげの根もとにはマイボーム腺という角膜を保護する油分の出口が並んでいます。

アイメイクや汚れでこの出口がつまると油分が出なくなり、感染症やドライアイになりやすくなります。

診察をしているとアイラインやマスカラでかなり汚れがたまっている女性の方もおられます。

この出口付近をまつげ専用のシャンプーで清潔に保ち、眼病を予防しましょう。

院長もミント入りを使用していますが、刺激もなく使用後は目がさっぱりすっきりしてとても気持ちよいです。

症状を確認してからの使用が望ましいので、診察時にご相談ください。

新しい緑内障手術(iStent)を始めました。

水晶体再建術併用眼内ドレーン手術は、白内障手術時にiStentという全長1㎜のチタンでできたデバイスを眼内の組織に埋め込みます。眼圧を調整する房水の排出を改善し、眼圧を安定させることが期待できます。白内障と同時にできる、術後の回復が早い、目薬の数を減らせるなどのメリットがあります。初期から中期の緑内障の方に適応がありますが、診察の上で検討します。当院では、他に線維柱帯切除術、線維柱帯切開術、SLT(レーザー手術)も行っています。